| 日本を代表する美術家として活躍めざましい奈良美智が
新たな作品形態として選んだのが「土=陶芸」。
2007年に滋賀の信楽へ、アーティスト・イン・レジデンスとして訪れ約3年の間に制作された陶芸作品は、今年の5月に東京の小山登美夫ギャラリーでその姿を現し、鑑賞者たちに大きな驚きと感動を与えました。
3メートルにも及ぶ立体作品、手の平でまるで仏のような表情を見せる女の子、
轆轤を使って作られた壺や皿に絵付けするという昔ながらのスタイルで作られた作品など、現在までにその数161点。
旧知の仲である写真家・森本美絵によるインスタレーション写真を中心とした構成で綴られる奈良美智の新しい作品世界は、その意欲的な作家の現在を知るにふさわしい一冊となりました。
300ミリという大判サイズの作品集は、その細部に至るまで見るものを惹きつけます。
巻末には現在までの全作品リストを掲載します。
同じものは2度と作れるものではなく、
なにかしら大地からの・・・
いや、宇宙からの贈り物みたいな気がしてくる。
どんな生き物でも死んでしまうような高温で焼かれたものなのに、
焼く以前には感じられなかった命をそこに感じることができるのだ。
―あとがきより
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